フリーランスとして働くことは、自由ながらも多くの難しさが伴います。「なんとかして細切れ時間を有効に使えないか?」「食事や運転時間も作業の一部に組み込む方法はないんだろうか?」一度はそう思ったことがある人は多いと思います。

膨大なタスクに埋もれた時ほど改善のチャンスです。適切な改善策を模索することで、これらの難しさを克服できると信じて、あれこれ試してみると、より大きな成果を出すことが可能です。

1. ビジネスの忙しさに対応するためにタスクのリスト化が必要

フリーランスは、自分の能力以上の案件を受け持ったり、前準備に膨大な下準備がいる作業が多かったりしますよね。そのため、「まずはなんでもタスクに流してしまえ!」と考えると、やらなければならないことも漏らさず記録できて可視化できます。

難しいタスクはさらに分解したタスクに増やして、一つ一つを簡素化することもできます。やらなければいけないことが多い時ほど、「なんでもリスト化」「タスクリストに流してしまいさえすれば、あとはやるだけ」の状態に持っていけます。

2. フリーランスの難しさや成果への欲求を考慮しつつ、改善策を模索

改善案の模索の方法は、「今すぐできる小さなこと」「なんのためにこれをやらなければいけないか?」「こんな成果が欲しい」などのいろんな角度で考えながら模索していきましょう。

身近なことから着想してもいいし、そもそもロンから改善策を紐解いても良いです。物事を決め打ちするように一辺倒で見ず、「あの人の立場だったらこんな時どうするだろうか?」など考えながら模索していくこともお勧めです。

3. 成果を出すためにきつさを抑える方法を実践したい

成果を出すまでのたくさんのタスクに溺れるのは時として苦痛なものです。そんな「きつさ」に苛まれそうな時に、どんな方法でリフレッシュできるかを自分なりにあれこれ探しておくのをお勧めします。実際にそういう場面は今後も意味もなくやってくる可能性が高いです。

その時のために「きつさ」対策をいくつか考えておきましょう。そんな「自分攻略方法」を幾つも持っておくと、どんなタスクを抱えても、ある程度強い自分でいられます。

私の場合は、「きつさ」を感じたら子供や同右物と触れ合う時間を持ったり、自分を甘やかしてくれるスイーツを食べて良い時間を作る、「きつい」作業をマインドマップなどで分解して簡単にしてから実行する。などです。

4. タスクリストを作成し、やるべきことを整理する

兎にも角にも「タスク」をリスト化することで、頭の中のことをメモに丸投げできて、楽になれます。可視化できるので、やるべきことを目の前でさっと整理すると、まずは焦る気持ちを抑えられます。

5. ブログやSNSを活用して、今やっていること・やるべきことリストを公開する

フリーランスはプロですが、普通の人間です。忙しさによるストレスやコンディションによっては。「怠惰」と戦わねばならない時も時にはあります。そんな時は「他力」を使うことをお勧めします。SNSやブログなど、人の目につくところで「今日やる作業」を発信しましょう。

人の目に触れることで、適度な緊張感

6. タスクリストの一番上に重要なKPI(成果指標)を明記する

KPI(成果に結びつく中間目標)をタスクリストの一番上に明記することで、「今、自分はこれのために作業しているんだ」と自覚でき、忘れないように作業を進めることができます。

そのタスクリストに対する、KPIを一番上に記入すると実感できることがあります。

7. 運転中の音声入力には注意し、作業の質を保つために制限を設ける

フリーランスにとって、「移動時間」は無駄以外何者でもありません。徒歩や自転車だと気分転換や運動になりますが、車の運転の習慣がある場合は、「この時間で何かできないか?」と思う方も多いはず。

私も色々模索しました。効果があったのは、ドキュメントに音声入力をしてアイデア出しや記事作成の文を作ったりすることです。音声入力メインになってはいけませんが、トークの練習にもなって、一石何鳥?というくらい便利です。

それ以外は、信号待ちの時間で書き物をしたり、見出しを考えたりとしましたが、そもそも集中力がなくなって運転が危険になる可能性が高いのでいまいちでした。

あくまで、移動時間を極限に減らした中での運転中、「安全の範囲内で」やるなら、音声入力がお勧めです。

8. 音声メモ入力を活用し、重要な情報を抽出して実行に移す

音声入力は外出先以外でも、場所を選ばず使えます。精度が高く便利なのものが多いので、どんどん文字のストックが溜まっていきます。

時間がある時に音声メモから重要情報と思われる内容を抽出します。そして、今必要だと思われることについては思い切ってタスク化してしまいましょう。

あくまで、「実行にしてこそ」、「アウトプットしてこそ」の音声入力だということを忘れてはいけません。

9. 外出先での作業場所や適切なタイミングを明確にリスト化する

外出先でも気軽にできる作業(タスク)を探している人は多いと思います。特に、「受付やレジの待ち時間などのちょっとした時間を大事にしたい。」「何かできないの?」と思うことは多いでしょう。

そんな時は、よく行く場所別に、「できる(できそうな)作業やタスク」をあらかじめリスト化して、試しながら模索してみるのをお勧めします。

自分の行動パターンを推測して、「ここにきたらこれができる!」と決めておくと前準備になるし、その場で時間を無駄にした気分に苛まれてヤキモキする場面が減るでしょう。

10. 家での作業も細かくリスト化し、効率的に進める

「自宅だと弛んでしまいがち」という人は、環境を整えることが一番大事ですが、作業の効率化もモチベーションアップに直結します。ましてやたくさんのタスクに囲まれていれば、集中できないものです。

そんな時は家事などの雑用も別にリスト化してしまいましょう。取りこぼしもないし、相乗効果で仕事への取り組みもすすむものです。

細かくリスト化するメリットは、リスト化したタスクを完了とともに消していく爽快感です。「もっと速く完了させる小さな工夫はないか?」と常に考えながら行うことで、さらに効率的にタスク処理が進みます。

11. 重要なタスクや予定を事前にリスト化し、準備を整える

頭の中がとっ散らかった時の対処法です。

まずは「絶対にやらなければいけない」「どう考えても急技で終わらせるべき作業」を行います。多くのタスクがあっても、まずはこれをやっつけなければ!というものだけざっとリスト化していきます。

ひとまず、これをやっつけないと意味がないので、全てのリスト化よりも、「明らかに重要なタスクリスト」だけに集中してみると、頭の中が混乱しなくて済みます。

12. 自分自身ができていることも早めにまとめる決断をする

「今できていないタスク」「自分に足りないところ」に注目してしまいがちですが、「できていること」にも注目することで、「生かせそうな自分の強み」「スキルなどの今ある資源」「今の状態にできること」がはっきりとしてきます。

「できること」「できていること」にフォーカスすると、前向きな気持ちになり、実際にタスクを進ませられる大きな足となります。

13. トラブル対応方法を考える

プロジェクトや作業にトラブルはつきものです。あらかじめ「最悪、何が起こるか?」「それが起こったらどう対処するのか?」を決めておきましょう。もしもの時にスッと判断でき、解消できるまでの時間も早くなります。

トラブルは起こるかもしれないという割り切りの前提を持っておくと、いざという時に心がかき乱されずに済みます。

14. 第二領域に偏りすぎず、第一領域の作業にもバランスを持たせる

体調管理や自己啓発などの第二領域に時間を割くことは素晴らしいことですが、第一領域の作業への時間を常に意識しておかないと、ただの現実逃避で終わってしまいがちになります。

偏りすぎてもいけないですが、第二領域を大切にしつつ、第一領域を前のめりで終わらせるぐらいのフットワークの軽さを持ちましょう。時々、「どちらか一方に咲く時間に偏っていないか?」を昼帰って自分なりに微修正していくことをおすすめします。

15. タスクを順番に実行し、進捗を確認する

タスクはできるだけ優先順位順・締切順に実行します。進捗状況を確認できるように時間の見積もりをしておきます。その時間になったらすぐ別の作業に移るくらいのフットワークの軽さも時には必要です。

速さ重視でタスクをこなしたい場合は、もし、すぐに完成形に持っていけないフェーズに当たった場合でも、そこから先の工程に手を出して全体的に仕上げておく自己とはできます。そうすることで、後々作業が進んで楽になります。

16. 実際の行動に移した上で改善を図る

頭でわかっていても、実際に実行してみると「体感」「所管」的には全く効果が違うことは普通にあったりします。とにかく改善したいことは、1秒でも早く実行して効果を確かめることが先決です。実行しないことは考える時間が無駄なので、「実行ありき」で物事を考える癖とつけるのをお勧めします。

17. 夜の作業に対する対策を考える

フリーランスだと、睡眠のリズムが朝型の時期があったり夜の方が集中できたりと、コンディションの使い分けをしている人も多いと思います。特に、激務すぎて夜の早い時間に眠くなってしまう場合は「朝のスタートダッシュに集中的に作業に取り組む」などあらかじめ集中して取り組みやすい工夫をしてみることです。

18. 実行しながら改善していく方法をリスト化する

ぶっちゃけ、何でもかんでも「リスト化」すれば、頭の中も含め自己管理が簡単になります。だからこそ、思いついたことはメモ帳や音声入力に放り込んで、落ち着いた時間に内容を平たくまとめてタスクに流します。

おわりに

フリーランスとして働くことは自由な一方で、多くの難しさが伴います!しかし、タスクのリスト化をしながら改善策を模索することで、これらの難しさを克服し、より大きな成果を出すことが可能です。

具体的には、

・兎にも角にもタスクリストの作成

音声入力のフル活用

隙間時間でできる作業を決める。タスク処理が可能なタイミングや場所のリスト化

・自分自身がすでにできていることをリスト化する

など、日々の業務を効率的に進めるための具体的な方法挙げました。この方法を活用することで、今よりも充実したタスク処理の助けになるはずです。