フリーランスをやっていると、その自由度からか、自分の効率の悪さに辟易してくることがあります。

納期に間に合わない!このペースでは成果に結びつくまでに途方もなく時間が掛かってしまう。一体、どうすれば。

 

実は今よりも生産性を上げる方法は沢山あって、それにはちょっとしたコツが必要なんです。

今回は、「生産性を上げるための前提条件」「生産性を爆上げる具体的方法」「生産性が上がらない時に見直したいポイント」についてお伝えしていきます。

この記事を読むことにより、今からでもできる生産性が数倍上がる工夫の方法を知ることができます!

 

生産性は作れる!最適化させるとこんなにイイコトが!

皆さんが生産性と言われてイメージすることがなんですか?

一般的には

・サクサク仕事がはかどり、気がついたら終わっていること

・スピード感のある、流れるような時間を意識できていること

・実際に短時間で多くの作業が進んでいること

 

だという認識で話を進めていきます。

こうなるためにはどうすべきなのか。大事な順に説明していきます。

 

生産性を上げるための前提条件は「コンディション」「環境」「工夫と細分化」の3つ

生産性を上げるには、大きな条件が3つあります。

何はともあれ「コンディションファースト」を死守せよ!

まずは心や体が絶好調に近いぐらい元気でなければ100%以上の効率を発揮できません。わかっとるわい!という声が聞こえてきそうですが、フリーランスで己のコンディションに注力している人は少ないです。

なぜかというと、納期のある案件を受けるケースが多いため、規則正しい時間で仕事をしている会社員に比べると、生活リズムが乱れやすい傾向にあるからです。

私も実は不規則になりがちですが、極力寝る時間と起きる時間を毎日一定にし、激務で消耗をしたら適宜睡眠と適切な栄養を補うなどのサイクルを繰り返しています。

生活リズムが整えることが困難な場合は、このように体や心の「疲れた信号」を正直に認めて、どんな短時間でも積極的な回復に努めるべきです。長い目で見ると結果的にボロボロな精神状態、健康状態を防ぐ確率を上げることになります。

毎日、「今日は腰が痛いな」「昨日に比べて気分がいいな」など、デフォルトの状態を意識することで「それならこう対処しよう」と適切にコンディションを保っていくことができます。

「環境を整える」生産性を上げるために欠かせない前提条件!

次に必要なのが環境づくりです。例えばスマホのお知らせ機能や注意がそれそうな散らかった部屋の中では集中力が削がれます。集中したい時に、スマのホのお知らせ機能や散らかったジャンパーや資料が周りにあると、新しい情報がチラついて気が逸れてしまいます。

実は集中力は、時間の経過とともに右肩で上がっていくものです。その途中で全然関係のないものが目についてしまうと、まるで心電図のようにピコン!と反応して下がってしまうのです。そしてまた上がるまでにパワーがいるから効率が悪い。

だからこそ、グイーンとすっきりとした周りに何も無いような環境を作ることが大事になってきます。

作業をサクサクこなすには「工夫」と「細分化」は欠かせない!

3つ目は、最速で作業をこなすための工夫と細分化です。

「工夫」とは、

・短時間で作業をこなすためにツールやメソッドを使う

・他力に頼れるならば頼る

・スキルそのものを高める

などの本質的なものです。

 

「細分化」とは、

・難しい作業を細かく切り分けて簡単にする

・着手しにくい作業をスモールステップに分解してハードルを低くする

・全体から眺めて、現時点で構築できる作業だけやってしまう

などの大きな敵を小さく切り分けてやりやすくすることです。

体調を整えることに意識を向け、仕事の環境を整えた上で工夫と細分化に取り組めば、今より10倍の生産性アップも夢ではありません。

では最後に、「コンディションを整える」「環境づくり」「工夫と細分化」を実践に落とし込める方法を挙げていきます。

成果に差がつく「生産性の爆上がり」を作る実践的な方法!

ここまで、生産性を上げることについてざっとお伝えしてきました。この記事を読まれているあなたの目的は「生産性が上がっている結果を勝ち取ること」だと思いますので、一つでいいのでまずは試してもらえたらと思います。

コンディションファーストで生産性を爆上げする

コンディションとは、頭が冴えていて悩み事もなく一直線に仕事に集中できる。最短で仕事を終わらせる馬力があることです。

そのために必要なのが、

・自分的に絶好調に動ける時はどんな時なのかを知る

・どうすれば絶好調な体調になるのか、方法を変えながら試していく

ことです。同じ人間でも個人によって夜に強い・弱い、今必要な栄養素などは違ってきます。「これをすると体調がいいな」「この曲を聞くと気分が乗って捗るな」というアイテムを沢山見つけていくとうまくいきます。

一般的に万人に言える方法だと、

・睡眠時間(休息、回復時間)の死守

・自然な食品を多くの割合で食べる

・運動や瞑想、サウナなどで心身の循環をよくしておく

です。とても基本的なことですが、フリーランスでこれを徹底しているいない人と歴然と差がつきやすくなりますし、長く実践すればするほど、やっているとフリーランス人生の土台の底上げになります。

環境を整えて生産性を爆上げする

環境を作れる人とそうでない人といると思います。特に賃貸や実家住まい、在庫を抱えている、片付けが苦手な方だと難しい場合がありますが、ほんの一ミリのブースだけでもいいので何度も挑戦してみる価値はあります。

・目に見えるごちゃごちゃ空間を布やシートで目隠しをする

・図書館やカフェ、コワーキングスペースで集中して作業してみる

・明らかに誰にも邪魔されない時間帯を狙って鬼集中する

・何がなんでも環境を作りにいく努力をする。

・ネット環境が必要、不必要な作業を分けてやってみる

目の前から集中力を削ぐようなものをなくすようにするだけで生産性アップにつながるので、目隠しをするのはかなり効果的です。

また、自宅だけではなく、隙間時間で近場でPCやデスク作業のできるスポットをいくつも候補としてリスト化しておくと場所開拓につながりますし、外でもできる作業の洗い出しをすると以外と少しの時間でササっとできることが多いのだと気付きます。

工夫と細分化を取り入れて生産性を爆上げする

工夫と細分化は生産性アップの真骨頂だと言えます。追及していくとキリがないぐらいの方法が存在しますがここでは特に効果がある方法をお伝えします。

・バッチ処理をする(同じ工程の作業は一括してやってしまう)

・二度手間を防ぐためにテンプレートや作業マニュアルを作る

・作業を高速化できるツールを手に馴染むまでなんでも試してみる

・手が止まる作業は止まらなくなるサイズに切りわけて手を付ける

・次の作業のセッティングをして作業を終える

・ブラインドタッチやショートカットキーを習得しておく

工夫や細分化は、ちょっとした手間がありめんどくさいなと思う人も多いのですが、あとで楽をするための近道でありテコ入れだと思ってやってみることをお勧めします。

 

終わりに

実は、生産性を上げるという行動は、リテラシーアップにもつながることに気がついた方もおられるでしょう。今回説明したことは楽をして生産性を上げるというよりは、生産性が上がることで楽をする方法です。

一番大事なのは、「スピード感を持って作業をしているんだ!」と思いながら仕事をすることです。その意識が生産性を作り出すといっても過言ではありません。いつ何時もサッと終わるレベルの仕事をこなしているんだと思い込むことで気持ちも前向きになり、頭も体も連動してより効率化しようと動くものです。

不思議な話ですが、人は実践する前に実践した後の想像をして物事をフィルターに掛けてやるやらないを判断します。しかし、実践した後にしかみえてことがあるのも事実です。だからこそやったことがない方法をまず実践してみることをお勧めします。実践した上で、しっくりきたことがあれば取り入れていってもらえたらと思います。