・職場の籍を外れて、フリーランスへ転向したが、虚無感に襲われた。

・会社を辞めてから、毎日通勤していた時間が、なぜか虚しい。

今回は、

環境の変化になかなかついていけない中、フリーランスでの生活をどうやりくりしていけば良いのかに迫ります。

フリーランスが会社を辞めてから感じる虚無感は、自堕落になりたい人間本能からきている

フリーランスに転向した元会社員が、虚無感に襲われるのは当然のことだと知りましょう。

何故ならば会社では無理矢理でも成果を出さねばならない強制力や給料への保証があったからです。

最悪、クビにならずに組織に属していれば生活の保証はあったし、

周りの目もあることが適度な縛りになっていた。

 

それが、

フリーランスになれば成果も給料の決まり具合も全部自分次第。

特に在宅ワークの場合、監視の目がなく、くつろげる空間であるため、自分にも甘くなりがち。

そんな自分を許していると、やがて無意識的にネットサーフィンをしてしまったり、何となく発生したフラストレーションが理由で台所を徘徊したあげく、美味しいものをバクバク食べてしまうことにもつながります。

まさにフリーランスの落とし穴です。

何が自分をこんなに自堕落にさせたんだ?と、呆れるくらいの身軽になった反動ですね。

ノルマなどの縛りがなく、楽ができる空間で成果を出さなければいけないが、

フリーランスは、その自由を生かしてバリバリ成果を出していかなければなりません。

スマホの対応機種が違うように、

会社勤めとフリーランスでは全く働き方が異なります。

その違和感こそが、虚無感の正体です。

こればっかりは、なれていくしかない感覚です。

 

 

 

会社を辞めたら、自分には何が残っていなかった。虚無感で動けなくなる理由と、ありがちな自堕落パターン

 

虚無感で動けなくなる大きな理由

 

今までは、当たり前のように出勤して仕事をこなしている事で、無意識のうちに「社会の中の自分」でいられました。職場の人たちや、通勤途中で同じ方向に向かう人たち。何気ない環境の中でも、「働いている自分」という存在をバシッと感じることができていたはずです。

その、社会的な属性が消失した事で、存在意義がなくなったような錯覚が起きてしまう。こういう現象が、いわゆる虚無感。なんですね。

 

読んで字の如く、虚しいんです。思い詰めるほどではないけれど、なんとなく虚しい感じです。

 

新しく環境を変えたあとに、おまけとしてやってくることが多いのが特徴です。その理由は、まだ自分の納得のいく新しいスタイルと成果が確立されていないから。

 

 

虚無感がもたらす、自堕落な習慣の傾向

 

食べ過ぎ寝過ぎ、こんな自分を責めてしまう。やっぱり、「こうでありたい」自分とのギャップに苦しみます。私もそうなりました。時間はたんまりと余っているのに、体がどう動いていいのかわからない。

しばらくすると、その理由に気が付きました。

生活習慣が、パターン化していないからです。

 

人は生まれてから今まで、家族や学校に属することで自動的に生活習慣を身につけています。社会人になってからは、会社という組織がその習慣を継続させてくれます。

 

では、属性がなくなってしまうとどうか?自分が何者なのか定義づけできなくなってしまいます。

「定年退職をしたお父さんが毎日家にいるから、買い物にも付いてくるから、

鬱陶しいのよね〜!」

という話をよく聞きます。

仕事以外に特に何も特徴がない旦那さんが会社を辞めたら、ただの鬱陶しい存在に扱われる。

会社の人間ではなくなったら、それ以外のインパクトある属性がなくなり、自分自身が何者なのか、分からなくなってしまうものです。

人は属性をなくしてしまうと、「存在意義の欠落」という虚無感に、さいなまれてしまう。

人間には承認欲求というものが備わっていますが、まさにそれが一つなくなったのですから、

この現象は、ある意味当然のことです。

一旦自分の中で受け止めてみましょう。

 

 

フリーランスが虚無感に迎え撃つ方法はないのか?実際に試して強烈に効いた方法!

マインドコントロール

家から出ずに、虚無感を撲滅!テレビや動画でで現実逃避をする!

 

明るい内容の映画や、頑張っている人の出演しているドキュメンタリーがおすすめです。

なぜなら、虚無感がゆえに、過去の習慣と無意味に比較して視野が狭くなっていることが多い時期です。

他の世界、自分とは違う生き方をしている登場人物を見ることで、自分の人生も頑張ろうという気持ちが湧き上がりやすいのです。

また、読書や音楽で、気をそらしてみるというのも手ではあります。

そこから、小さなきっかけを手掛かりに、自分をノセていくという流れを作っていくわけです。

注意点は、タバコやお酒、食べ物で気を紛らわせることを「考えない」事です。

利益にならないことを考えない事で、徐々に思考の回路をコントロールするトレーニングになります。

ところで、

「マシュマロ実験」ってご存知ですか?

 

その昔スタンフォード大学の教授が3〜5歳の子供を集めて、机と椅子の上に一個のお皿とマシュマロを乗せました。

子供には「今から15分後にまたくるから、このマシュマロを我慢できたらもう一個あげるよ!」と言い、15分後に一個めのマシュマロを我慢できるか?というものでした。

 

 

我慢できた子とできなかった子、それぞれの将来の社会的成功度は歴然で、我慢できた子の方が成功度が高いことがわかったというものです。

我慢できた子の中には、マシュマロから目をそらした子もいれば、すごい子だとマシュマロのことは考えないように、他のことを考えるようにしたのです!

 

 

これは、大人になっても応用できることで、我慢する練習は鍛錬するほど鍛えられるものなのです。ぜひ、余裕のある時に何かを我慢するという練習してみてはいかがでしょうか?

 

行動で虚無感を無くしていく方法

家から出る、虚無感回避法

・無人ではないお店や空間で過ごす。

本当は友人から誰か、心を開ける人を呼べると良いのですが、

こういった時は理由もなく疎外感を感じることが多く、一人での行動になりがちです。

そんな時はせめて一人ではない空間に身を置き、「自分は一人じゃないんだ!」ということを確認しましょう。

なぜなら、その時のあなたは他人に迷惑をかけないように規則正しくマナーを守っていませんか?

そう、無意識にその場では行儀よくいる習慣が身についているのです。

これも、「社会の属性」にいるという事で存在意義の一つなのです。マナーを守っている時点で、その場にいる事が周りから許されています。

 

できることなら思考を止めて、物理的に体を動かす。

なんとなくの虚無感。時間だけが無為に過ぎていくような気持ちの悪い感じ。

この気持ちわるい感覚をどうする事も出来ないのであれば、ジムや公園で体を動かしてみましょう。

体を動かさなくても、「とりあえずその場所に行くという小さな行動」が大事。

その場所に行きさえすれば、無意識に体が何かしようかという気になるものです。

 

自己分析をして、定期的に自分の強みと足りない部分を割り出す

自己分析といえば、

・マインドマップ

・フレームワーク

・0秒思考

・鬼速PDCA

など代表的なツールがあります。

これらをマスターして自己分析すると、

・自分の強みや足りない部分がわかる

・これからどうしていけば良いのか検証できる

・生産性を上げるアイデアが無限に導き出せる

・結果、ブレない自分軸ができ、虚無感から解放される

という恩恵があります。

自分自身と、今の課題や目指している行き先が分かると、会社勤めの習慣を断ち切って虚無感をなくすことができます。

おわりに

いかがでしたか?今まで嫌だと思っていた会社の強制力や、周りの目。フリーランスになったら痛いほど感謝してしまうのではないでしょうか。

とくに属性を自分で作っていかなければいけない中、フリーランスはこの虚無感を消していかなければいけません。

自分で習慣を作っていくということの、大変さ。ふだん人は、相手を動かすことにフォーカスしがちなものですが、

実際のところ、自分自身を思い通りに動かす方法を熟知していない場合が多いのです。

だからこそ、会社の枠からはみ出すという事は大変な部分もあります。

ただ、この虚無感は自分軸ができていくにつれ、必ず消失するものです。

それには

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。