「フリーランスって、人と関わらなくていいんだ!」

「紛らわしい人間関係ともやっとおさらばだ!」

(ヒャッホー!せいせいするわ!!)

なんて喜んでいたのも束の間。会社員の頃とは違った意味でコミュニケーション能力が必要だと気がついて、意味もなくうんざりしてしまったりしていませんか?

これを読んでいる方の大半は、もしかしたら人と関わるのが辛くったか、嫌になったのかの理由が強くてフリーランスになったという方も多いのではないかと思います。

しかし、いざフリーランスになってみると、なんだかんだで仕事を取れるためには最低限のコミュニケーションや意思疎通は必要で。

黙っていても仕事をくれるほどのスキルと実績があればいいのですが、それでは収入の安定が保証されないフリーランスがほとんどでしょう。

今回は「極力、人と関わりたくない!」フリーランスの方向けに、フリーランスなのに人と関わるのが辛い気持ちになった時の考え方や対策をお伝えしていきます。


えっ?まさか!フリーランスにも多い「鬱傾向」を疑ってみる

「えっ?まさか自分が?」「そんなわけない・・」

という声が聞こえてきそうですが、特に精神的な病になった人がない人ほど「鬱状態」と「一時的な憂鬱気分」の違いが分からないのが当たり前です。

鬱はストレスが蓄積した成れの果ての病気である

なぜはじめに鬱病を疑わなければならないのでしょう?第一に鬱病は、好きでもないことをやらなければならない追い詰められた環境などからくるストレスが原因で発症することが多いからです。

二つ目の理由は、鬱状態の症状としてよくあるのが、「以前にも増してコミュニケーションが億劫になってくる」というのがあるからです。

三つ目の理由は、経済的に自分で生計を立てていかなければならないフリーランスにとっての精神疾患は致命傷だからです。自己判断よりは、不安があれば気軽に受診すると軽症で済む場合もあります。

参考サイト:ドクターズファイル

精神疾患がありながらのフリーランスが気をつけたい項目

中には、精神疾患があるため自分のペースで働けるフリーランスに就いている方もいます。私は精神疾患の患者側になったことがありますが、新しいことを取り入れようと思っても服用している薬の作用のせいもあり、頭の回転が遅くなりがちです。

体調の浮き沈みが激しいため、納期を守る仕事がある場合は、今後の信頼関係や次の仕事に支障ができないようにある程度の根回しが必要です。

会社での対人関係が元で発症したのであれば、似たような人間関係ができそうであれば避けることができます。特に気をつけたいのはメンタル管理です。

フリーランス全般に言えることではあるのですが、人間関係に負荷がかかりそうであれば初めから断ったり、途中でも体調を一区切りするために誠意のあるクローズをする勇気も必要です。

最低限のやりとりがしんどくならないためのフリーランスの考え方

例えあなたが人嫌いだとしても問題ありません。なぜかというと、フリーランスであろうと「ビジネスで食ってる」のですから。

ここからは、発想の転換の提案してます。気のもちようというよりは、物事の捉え方を少し変えるだけです。

「過去の思考」があなたを人嫌いにさせているだけなのだと気がつく

人は過去の記録の繰り返しで生きています。当たり前ですが、今まで自分に起きたことや自然な思考回路を信じて生きてきました。

ところが、その考えと真逆の思想を持っている人間も存在します。なぜ?

昔の常識は今の非常識。今がうまくいっていない時ほど、「逆のことをしてみたらどうなるのか?」「もしかして、これって違うのかもしれない」と常識を疑ってみましょう。人は解釈次第で、意外と「嫌いじゃな嫌いじゃないときもあったかも・・」と、気がつけるものです。

オンラインの時代だからこそ、あえて人間味を捨てるべき

コロナ禍後は特に、オンラインで仕事やコミュニティに参加する機会がグッと増えました。少人数の場合は特に、堅苦しく感じる人も多いようです。そんな時は、苦手な要素にフォーカスするよりは、仕事に関する必要最低限の内容に意識を持ってくるようにします。

(わぁ、この言い回しって鼻につくなあ・・)

(態度が手抜きっぽいんだけど・・はぁ・・)

そのような余計なことを考えない練習をすると、余計な気疲れをしなくなります。仕事内容以外のことには、ネガティブな解釈や感情を頭の中で描かない。(しかも真実がわかるはずもない)

それだけで「人間」よりも「仕事内容」のことだけ考えていられるようになると、人間関係がだんだん空気のようになってきます。

フリーランスは自分の能力や妥協点に嘘をついてはいけない

最後に、人間関係はいくら気持ちを入れ込んだも期待通りに反応してくれないものです。だからこそ、仕事相手には情(気持ちを入れる)ではなく、自分の能力や仕事のスタンス(事実)を初めから伝えるべきです。

そうすると、良い悪いという評価よりも人間性を評価してもらえ、信頼の構築につながります。嘘のない付き合いができれば信用してもらえ、今後の仕事もかなり楽になります。

まとめ

・人と関わるのが辛くなったら「鬱」を疑ってみる

・物事は捉え方次第で逆説的に楽しむことができる

・仕事相手に余計な感情を入れない練習を積む

・気持ちではなく、事実を伝えて信頼を積むべし

いかがだったでしょうか?一番お伝えしたいのが、今持っているあなたのリソース(資源)を活かせば、人間関係が嫌だと捉えることがいかに機会損失なのか実感できる!ということです。

つまり、フリーランスは小遣い稼ぎではなくビジネス的に捉えるとしたら、報酬を勝ち取っていくためには人の力(他力)がどうしても必要になります。人の手をうまく借りて、うまく成果に繋げる方が断然楽なのは間違いありません。

きっとこれまでの人間関係でうんざりすることがなければオープンな気持ちでコミュニケーションを発揮できていたのだと思います。でも今までとはフェーズが違うという割り切りも必要となってきます。

フリーランスは会社員よりも人間関係が選べるのでとても楽な場合が多いです。ぜひ、疲れたら休んで、回復してきたら何度でも立て直す思考を持ってください。