「フリーランス脳」とは、「経営者感覚の思考ができる人」のことである。

 

 

世の中には経営している人と雇われている人がいます。投資家や職に従事していない人などを除いて大まかに比率にあらわすと、およそ8:2と言われています。まさにパレートの法則のようですね。フリーランスの方は、まさに経営者感覚で自らを動かしていかなければなりません。場合によっては外注などで人にお金を払って仕事をしてもらう機会も増えてくるはずです。雇われていたころの感覚でいてはいけない部分が多く出てきて、初めは戸惑う方も多いのです。戸惑ったあげく、自分には向いていないのかもしれないとあきらめてやめてしまう人が多い。フリーランスになって訪れる第一の壁です。

 

巷で言われているかどうかわかりませんが、このような時に必要とされる、経営者感覚ができる思考を持つ人のことを「フリーランス脳」と呼んでいます。

 

 

 

 

フリーランス脳になるには?シンプルに思考をすり替えていけば良いだけ!

 

雇われていた時とフリーランスの違いは、「会社にやってもらっていたこともすべて自分でやらなければいけない」ということです。難しく考えなくてよいのです。難しいこと、誰にでもできそうな単調な作業などは初期投資として外注化するだけです。会社の経営者は、社員やアルバイトを雇っています。その傍ら、自分にしかできない重要な仕事のために時間を回しているはずです。これと同じことをやるという感覚をつかみましょう!

 

人を雇ったり仕事内容を教えたり指示したりするのが苦手な方が多いと思いますが、これも無理やりでも大量にこなすことで人をうまく動かす勉強にもなります。お金を払ってそのスキルを磨いていると思えば、立派な自己投資ともいえましょう。初めは月給の保証がされる仕事ではない場合がほとんどです。

これも前に進みながら同時に、確実に成果が出るという確信をしっかり持つことが重要とされます。「自分でやる仕事はこれとこれだけ!あとは外注!」とざっくり決めておくと、物事が頭の中でぐちゃぐちゃになるということはあり得ません。

 

 

 

 

躊躇するぐらいなら身銭を切って外注化するのが良い理由

 

外注化をお勧めする理由は、「人の手が増えるので仕事が進む」が一番の魅力です。単純に人の手を借りることで馬力が5にも10にも増えるので単純に生産性が上がります。生産性が上がれば成果が出たり改善点が見つかるのが早いので思った以上に業績の進みが良くなります。クラウドソーシングでも安価でも仕事をしたい人がいる場合もありますので、そこに投資してみることをお勧めします。

 

また、「人を雇うスキルが付く」こともフリーランスには欠かせない大きな経験となります。人選やコミュニケーション能力はすぐには身に付きにくいものです。しかし多くの人とかかわることで、自らのレパートリーやバリエーションがいつの間にか豊富になってくるでしょう。

 

 

 

同業者と交流を図るのもフリーランスの楽しみ!

 

フリーランスの人で完全に一人だけでやっていけるような形態もありますが、同業種の勉強会などの集まり、SNSでの交流をはじめとするコミュニティやツールを積極的に利用してみましょう。ライバルサーチにもなり、良い刺激にもなる場合が多いです。情報収集としてはこれ以上のものはありません。質のいい情報がはいってくるようになり、五感も研ぎ澄まされて今までより良い循環で仕事が回りだします。

 

今までは会社勤めしている友人が大多数を占めていた方が多いと思いますが、フリーランスというカテゴリーの知人友人を増やしてみることでいつの間にかあなたも「フリーランス脳」になっているはずです!人は同じレベルの人間と群れるという習性がありますが、まず先に意識的にフリーランスの人とだけ絡んでみると、同じような思考になれますよという原理です。

 

 

 

 

まとめ

 

・フリーランス脳は、経営者感覚の思考を持って動くことである!

・フリーランス脳は、経営者と同じく「すべて自分でやらなければいけない」が、「それほど重要ではない単調作業やプロ任せにしてよい案件は外注化する」!

・生産性向上やコミュニケーションスキルの向上速度を上げたいのであれば、人を動かすスキルを早めに習得しておくことを薦める!

フリーランス同士で絡むと、思いがけない化学反応が生まれる!